…このゴリゴリって何なんでしょうね。
この正体は、筋硬結(きんこうけつ)と呼ばれるものである可能性が高いんです!
大きな特徴としては…
・局所的にある。(筋肉全体には現れない)
・圧迫した時に強い痛みを感じる。
・筋肉の方向と垂直に皮膚を滑らせたときに、直接触ることができる。
では、筋硬結ってなんでしょうね。
筋硬結とは、筋線維の膠着(こうちゃく)状態です。
膠着(こうちゃく)って?
それは、ある状態が固定して、動きがなくなることを指します。
慢性的なこわばりが筋硬結になっちゃうってことなんですね!
動かない筋たちは何もできなくなり、ゴリゴリへ変化していくなんて 怖すぎる。
動かしているつもりでも動いていない現実を突き付けられた気がしました。
脳から筋肉に対して「収縮せよ!」という命令が入ると、その命令は電気信号となって筋線維の周りを覆っている”筋小胞体”という膜を刺激します。
刺激が入ると筋線維の膜から守れ~っ!て”カルシウム(イオン)”を放出してしまい、筋線維内のカルシウムイオン濃度を高めてしまいます。
このカルシウムイオンが一定の濃度を迎えると、筋肉内の”アクチン線維”と”ミオシン線維”という2つの線維が連結して収縮を起こします。
難しいですね…
アクチン線維とかミオシン線維って言われて細胞レベルの事はわからないです。
もう少し噛み砕いてみましょう!
アクチン線維とは、”体内に最も多く存在するタンパク質”
ミオシン線維とは、”アクチン上を移動するモーター系タンパク質”
この2つの線維は交互にいてスライドします。
スライドして筋を動かしていると思うと想像ができるかと思います!
やっぱり難しいですね…
①神経からの刺激が入る。
②筋肉内のカルシウムイオン濃度が上がる。
③アクチンとミオシンが連結する。
④ミオシンがアクチンを引っ張る。
この一連の流れでゴリゴリの下準備ができます!
ここに、筋肉に過剰なストレスがかかってくると、カルシウムイオンの放出が慢性化してきて筋肉内のカルシウムイオン濃度が常に!非常に高い状態になっているってことなのです。
上記の一連で、”アクチン線維”と”ミオシン線維”がくっついたまま離れなくなって次第に膠着してしまいます。
この膠着は…さらなる血行不良を招きます!!
膠着が進めば進むほどに、筋肉内における酸素不足やエネルギー不足が加速して、悪さをする物質が生まれていきます!
何とな~く仕組みがわかってもらえたら嬉しいです!
٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ 読んでくれてアリガトウ