腰痛にも種類があり、画像診断ができないタイプには“椎間関節”“仙腸関節”“筋肉”が原因の腰痛と“心理的要因”による腰痛などがあります。
椎間関節による腰痛(椎間板ヘルニア)
赤丸の印の場所で、上下の腰椎をつないでいる関節です。
椎間関節に負担がかかると、炎症が起こる・軟骨が擦り減るなどの原因で腰痛が起こると考えられています。
症状としては、腰の痛み・太もも外側の痛み・脚のしびれが起こります。
椎間関節は腰椎の一番後ろにあるので後ろに反らすと圧迫されて、痛みが強くなるという特徴があります。
激しいスポーツを何年も何十年も定期的に行っている方は潰れやすくなりますが、一番の原因は姿勢です。
さらに、人は何時間も座ります。
座る時に骨盤を寝かせるように座っていると負担が大きくなり、症状が悪化していくのでこのような症状が起こります。
仙腸関節による腰痛
仙腸関節は骨盤の真ん中の骨“仙骨”と骨盤の両側の骨“腸骨”の間の関節です。
激しい衝撃を吸収する役割を担っていると考えられており、椎間関節と同様に、炎症が起こる・軟骨が擦り減るなどの原因で痛みが起こると考えられています。
仙腸関節は腰の下の方にあるので、下の方に腰痛があり「長い時間 椅子に座っていられない」場合には仙腸関節による腰痛の可能性があります。
やはりこの症状の方の多くは姿勢!
姿勢が崩れることにより筋力は低下し骨盤も安定しません。
そうなると支えられる物が支えられなくなるのは当然で、足腰を支える力は無くなり痛みを伴っていきます。
仙腸関節がどこにあるか実際に触れてみよう
・まっすぐ立つ
・骨盤を両側から親指が前(お腹側)、ほかの指は後ろ(腰側)で挟むようにスタンバイ!
・親指は骨盤腹側の出っ張った骨(腸骨)に当たる位置に当てて、人差し指から小指は骨盤後ろ側の骨の出っ張りの位置に置きます(その奥に仙腸関節があります)
・椅子に座った状態で自分の人差し指(骨盤後ろ側)で仙腸関節を触知し、左右の太ももを交互に前方へ骨盤を動かす
仙腸関節がなんとなく動いているのがわかりますよ。
筋肉による腰痛
腰にある筋肉のうち“脊柱起立筋”とその奥にある“多裂筋”が、筋肉による腰痛に深く関係しています。
特高齢になるとこれらの筋肉が弱くなるため、腰痛を起こしやすくなると考えられています。
うつ伏せに寝て、体を後ろに反らすことができなかったら背中の筋肉が弱くなってきている可能性があるので注意!
日頃からストレッチをして骨盤力を鍛えていければ、高齢者の方が元気に歩いている姿を多く見かける事でしょう♪
心理的要因
凄い事に、私たちの脳には“痛みを和らげる働き”が備わっています。
しかし、家庭や職場でのストレスなどがあると“痛みを和らげる働き”が機能しなくなってしまい慢性的な痛みを感じるようになってしまうんです。
「朝方に腰痛を強く感じる」という人は心理的要因が関係している可能性があります…可能性というだけで、寝ている時に仰向けのまま動かない方なら筋肉が固まり腰が痛くなります。
寝返りをあまりしない私はコレですが、骨盤を整えてストレッチするようになってから無くなりました。
一般的に腰に異常がある人の場合は、腰を使えば使うほど痛みが酷くなってくるため“夕方”に痛みが強くなるのが一般的です。
これに対して心理的要因のある人は、朝から午前中にかけて意欲低下や抑うつ気分が強く現、腰痛が強くなり、午後から夕方にかけては症状が軽減するという傾向にあります。
当てはまる方もいると思いますが、これをきっかけに腰の負担を軽くしてあげませんか?
精神的に弱っていたり、ストレスに負けて疲れが出る原因は身体がそれらに負けているから!
骨盤を鍛えてストレスに打ち勝つ身体をつくり、ストレスを跳ね返していきましょう。
٩(๑❛ᴗ❛๑)۶ 読んでくれてアリガトウ